フジテレビのスポーツニュース番組「すぽると!」(土曜深夜0時35分、日曜午後11時15分)でMCを務めるなど、話題の佐久間みなみアナウンサー。5月22日に発売される自身初のフォトブック「佐久間みなみ1st フォトブック みなみから」(講談社)では、パーソナルジムに通い鍛えているという引き締まったウエストや美脚を披露している。現在入社5年目に突入した佐久間アナに、フォトブックの制作エピソードや入社からの4年間で変化した心境、「自信につながっている」という声について聞いた。
◇泣いても連れていかれた新体操の練習
初のフォトブックは、自然豊かな南の島で撮影。ビーチやプールで水とたわむれる様子や、ベッドルームでくつろぐ部屋着姿などを収録。本格的な衣装を着用してのフィギュアスケート、新体操、ジムトレーニングに励む姿も収められている。特にお気に入りなのは、空港でのカット、リボンを持った新体操のカット、「すぽると!」初回放送前のカットだ。
「空港は、米国に4年間住んでいたときもよく行っていましたし、海外や国内の取材で飛行機を使うことが多いので行く機会も多く、すごく好きな場所なんです」と佐久間アナ。また、新体操は6年間続けたスポーツで、中でもリボンはよく練習していたものの一つだったとお気に入りの理由をあげる。ほかにも、新体操のカットでは自身の名前の由来の一つである人気マンガ「タッチ」の浅倉南のような美しいY字バランスや開脚技も披露している。
「新体操は、最初はそこまでやる気はなかったんですが、泣いても母が無理やり……という感じで、毎日連れて行かれて(笑い)。でも徐々にリボンだったりボールだったりいろいろな技を学んでいくうちに『新体操って楽しい』と思い始めて、それで続けられたのかなと思います。ぜひそんなストーリーを知ったうえで見てほしいなという意味も込めて、お気に入りに選びました。表情も含めて、一番自分らしさが出ているんじゃないかなと思います」
「すぽると!」の本番直前のカットは、初回放送を前に、自身の覚悟が表れている一枚。
「これは生放送直前のすり合わせのカット。『どうなるんだろう』と自分たちも分からない状況の中、『自分もちゃんと引っ張っていく存在にならなきゃ』という思いもあったので、こんな真剣な表情で……。自分の中で、ある意味覚悟を決めて臨んでいるんだなと思える写真でした」
◇ジム通いで効果を実感
体作りについて聞くと、もともと母の仕事の関係で、中学時代を米ペンシルバニア州で過ごした頃から筋トレを始め、2年前から本格的にパーソナルジムでトレーニングしているという下地があったため、フォトブックの撮影に向けて新しいことをする必要はなく「『仕上げた』というより、やってきたことをちょっと磨いて臨んだ、という感覚です」と佐久間アナ。
ジムでは、日によって上半身、下半身に分けて鍛えており、本格的なトレーニングを始めてから効果も実感できているという。
「パーソナルジムに行く前もトレッドミルで走ることはあったのですが、前は30分走るとしても10分、15分走って残りは歩いて……という感じだったんです。でも、最近は疲れていても2、30分、走り続けられることに気がついて。『これって筋トレのおかげなのかな』と思うときがあります。いろいろな収録や取材で疲れるときもありますが、ここまでなんとかできているのは、ジムのおかげでもあるのかな、と感じています」
◇新人の頃は「もっと明るく、もっと明るく」って
入社5年目に突入し、内面にも変化があった。これまでの4年間で培ってきた経験が自信につながっており、「自信を持って行動できるようになった、っていうのは大きな変化かなと思いますね」とほほ笑む。
「積み重ねてきたものがあるので。たとえば、今までに何回もお会いしてきた取材相手だからこそ、ちょっとぐいっと踏み込める部分もありますし、『5年目になったから、ちゃんとしなきゃ』という変化もあると思います。『ここまでやってきたんだから、ちゃんとできなきゃダメでしょ』という緊張感のようなものがプラスに働いている部分もあるのかなと思います」
そんな佐久間アナがもう一つ、自信につながっていると語るのが“声”だ。「落ち着いている声」「ハキハキした力強い声」と言われることが多いという声は、今は個性として捉えている。
「新人の頃はよく『もっと明るく、もっと明るく』って言われていたので、たぶん明るい方の声ではないんだろうな、と思います」と笑いつつ、「『声がいいよね』とか『声がきれいで聞いていて心地いい』ということを言ってもらえるときもあって、『なるほど』って。声も個性なんだ、ということを改めて認識できました。そこは、自信につながっています」と柔らかい笑顔を浮かべながら語ってくれた。




