綾瀬はるか:NHK土曜ドラマ「ひとりでしにたい」で主演 「視聴者の皆様に笑ってほしい」

綾瀬はるかさん
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綾瀬はるかさん

 俳優の綾瀬はるかさんが、NHK総合で放送の土曜ドラマひとりでしにたい」で主演を務めることが、分かった。

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 原作は、「笑って読める終活ギャグマンガ」と評されたカレー沢薫さんの同名マンガ。未婚、子なしの主人公・山口鳴海は、一人暮らしを謳歌(おうか)していた。しかし、憧れていた伯母が思いもよらない孤独死をしたことをきっかけに婚活するも撃沈。婚活から180度方針転換して、終活について考え始める……という物語。

 脚本は、NHK連続テレビ小説「あさが来た」などで知られる大森美香さんが担当。6月21日午後10時スタートで、全6回を予定している。

 ◇綾瀬はるかさんコメント

 原作を読んでやりたい! と思いました。「ひとりでしにたい」というタイトルは自分らしくありたいという思いを感じました。コミカルに描かれたこの物語、ドラマを通じて、視聴者の皆様に笑ってほしいです。そしていろんな出会い、いろんな恋、いろんな仲間、いろんな悩み、いろんな喜び、いろんな幸せがあって、まあ良いかって思ってもらえるような、誰かを笑顔にする一日になるよう願いを込めて演じていきたいです。ぜひ放送をご覧ください。

 ◇カレー沢薫さんコメント

 このマンガを始める前に担当編集から「まずは描きたいものを描いてくれ」と言われたのですが「描きたいことは特にない、ただそこには漠然とした将来に対する不安があるだけ」という明日にも死にそうな奴の発想しかありませんでした。

 しかし、そう都合よく明日死ぬわけもなく、むしろ「将来に対する漠然とした不安」こそが私の描きたいことではないかと思い至りました。将来に対する不安、特に老いや死というのは誰もが避けられない憂鬱なことであり、それゆえに考えても仕方がないとなりがちです。そんな楽しくない上に考えても仕方がないことを永遠に考え続けているようなマンガを趣旨を変えることなくドラマという形で取り上げてくださった上、楽しい作品にしていただけそうで非常に感謝しております。結婚したい相手に匂わせとしてゼ〇シイを見せるように、終活させたい相手にぜひ、ドラマ「ひとりでしにたい」をお勧めください。
 ◇大森美香さんコメント

 タイトルを聞いて77歳の母はびっくりしておりましたが、そういう方もどうかご安心ください。思わず声を出して笑ってしまったり、苦笑いしたり、泣き笑いしたり、とにかくとても面白い「終活」マンガなのです。

 このカレー沢薫さんの描く世界を、どうすれば有機的に立体化することができるのか? 綾瀬はるかさんをはじめとする気概あるすてきなキャストの皆さん、スタッフの皆さんとともに、決意の船出です。きっと楽しくて、切実で、生きる力がもらえるドラマになると思います。どうかお見届けください。

 ◇制作統括・高城朝子さんコメント

 原作にこんなセリフがあります。「無意識のうちに他人の目から見て、良い人生・良い死を目指していた気がする」独身、子なし、猫と暮らしている私自身、絵に描いたようなおひとり様であり、原作から たくさんの“気づき”や“勇気”をもらった読者の一人です。さて、遊び心満載の大森さんの脚本をどう映像化するか? スタッフ一同頭をフル回転で挑んでおります。そしてこの脚本を綾瀬はるかさんをはじめ豪華キャストの皆さんが、どのように演じられるのか、ワクワクしております。どうぞご期待ください。

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