鳴海唯:26歳、実年齢より下に見られがち その透明感には“理由”がある? 重版決定の初写真集は「原点に戻れる一冊」に

初の写真集「Sugarless」の重版が決定したことも話題の鳴海唯さん
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初の写真集「Sugarless」の重版が決定したことも話題の鳴海唯さん

 初の写真集「Sugarless」(玄光社)の重版が決定したことも話題の俳優の鳴海唯さん。2023年8月に発売された同作について、「原点に戻れる一冊、みたいなものになっている」と話す。現在26歳。昨年は、初めてゴールデン・プライム帯(GP帯)の民放連続ドラマにレギュラー出演するなど、俳優として一歩ずつ前へと進む鳴海さんに“今の思い”を語ってもらった。

 ◇写真集を見返すと? 「戻って来られる場所にもなったな」

 写真集「Sugarless」は、カメラマンの川島小鳥さんが撮影。個人書店や屋台、島、小学校などをロケ地に、鳴海さんの明るく元気な「素の表情」や、これまでにない「大人の表情」を切り取った。

 発売から約1年半がたち、鳴海さんの中での位置づけは前述の通り、「原点に戻れる一冊」。

 「見返すと恥ずかしさもあるのですが、でも、自分の“好き”が詰まっているし、お気に入りの一冊であることは間違いなしです。これから私のことを知ってくださる方もきっとたくさんいると思うので、どのタイミングで鳴海唯を知ってくださったとしても、この一冊を手にしてくれれば、私の本当のパーソナルな部分を伝えられると思っていて。だから、戻って来られる場所にもなったなって」

 加えて、写真集の中には「きっと今、同じことをやろうとしてもやれないんだろうなと思う写真がいっぱいある」と感じている鳴海さん。

 「(撮影当時は)もっと無邪気だったし、洋服、ヘアメークも含めて“好み”ってどんどん変わっていくものなので。原点をたどれば本当に好きなものは一緒なのだろうけど、そのときの気分とかで好みは、変わっていくので、『このときの私は、こういうのが好きだったんだな』と思ったりもします」

 少女から大人の女性への“グラデーション”を切り取ったかのような、はかなげな雰囲気のカットも収められている。

 「童顔なので、周りからも結構、性格を含めて“幼い”と言われることも多いですし、心に余裕がある大人の女性への憧れがいまだにあるから、そういうふうになりたい思いが出てしまったのかもしれません」

 ◇透明感って見た目だけじゃないような気もしていて…

 実年齢より下に見られがちな“童顔”に加えて、鳴海さんを形容するのに、よく使われる言葉が“透明感”だ。何か秘密があるのか、本人に聞くと……。

 「摩擦がよくないってことはいろいろなところで聞くので、肌はこすらないようにしています。でも、透明感って見た目だけじゃないような気もしていて。私、母に面白いことを言われたことがあるのですが、母は私のことをすごく男勝りな性格だと思っていて、その飾らないマインドみたいなものが『一周回って透明感になっているのかな』って。普段から『男っぽい』とか『つくろっていない』とか、『芯があるよね』『パワー強め』とはよく言われるのですが、母の言うことにちょっとだけ『なるほど』と思ったというか……」

 改めて「ふわふわ要素は私の中にまったくない」という鳴海さんのことをよく知る母の考え。当たらずとも遠からず、といったところか。

 いずれにせよ、凛とした美しさ、意志の強そうな大きな瞳にやどる“目ヂカラ”は鳴海さんの魅力。放送中の連続ドラマ「秘密~THE TOP SECRET~」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)では、解剖医の助手“スガちゃん”こと菅井律子を演じている鳴海さんに、今後に向けての“今の思い”を語ってもらった。

 「わりと表面的にはポップな人間なので、明るいキャラクターを求められたりすることが多くて、もちろんそれも自分の武器だなと思っているのですが、自分の人生に葛藤して苦しんでもがいて、でも前に進んでいくような役ももっと演じることができたらなと思っています。そういう役って難しいし、演じるにあたってどうしても悩まざるを得ない中で、その悩む時間をもっと増やすべきだなと。悩むって正解がなかったりもするので、苦しいのですが、その苦しさが絶対、成長につながると思っているので、そういった時間を大切にしていきたいなと思っています」

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