芸能プロダクションでタレント営業の仕事をしながら、自らもタレント活動する池田桃子さんが、5月17日に初の写真集「桃色営業」(ワニブックス)を発売する。「不倫旅行、そしてその破局まで」をテーマに、東京都内、静岡県伊豆市、自身の故郷である北九州市で撮影され、“脱ぎっぷり”も見どころだという。「私はグラビアはエロい方がいいと思う派」という池田さんに話を聞いた。
◇圧倒的に露出の度合いは上げて
過去にグラビア経験はあり、デジタル写真集も発売している池田さんだが、今回は初めての“紙の写真集”ということもあってか、「自分の新たな一面として、圧倒的に露出の度合いは上げました」と話す。
「私はグラビアはエロい方がいいと思う派なので、私の写真集もセクシーにはしたかったし、下品にならずにエロさは表現できたと思っています」
写真集は東京、伊豆、北九州の3カ所で、昨年11月から今年1月にかけて撮影。「初日は東京で、テストシュートみたいな感じで始まったのですが、そこで撮ったカットが結構、露出が高い」と池田さんは明かす。
「1日目からバンバン脱いじゃって(笑い)。ハウススタジオで撮影したあと、食事を挟んで、最後は渋谷のラブホテルで撮ったのですが。お酒も入って緊張も解けたあとだったので、すごく楽しかったですし、ノリに近い感じでカメラの前に立てました」
そのときのカットは写真集の“顔”ともいうべき表紙にもなった。
「使うかどうか分からないけど、とりあえず撮ってもらったものが表紙に。素な感じが出ていると思います」
◇奇跡的に撮れた“フリン”写真
「不倫相手との旅行」という設定で、伊豆に向かう車中でも撮影され、「色っぽい旅の始まりみたいに、浮かれて服をはだけさせている」カットもあるとか。一方で、今作では不倫を美化しすぎずに、「破局」まで描いているが、池田さんがロケ地に選んだのは地元の北九州だった。
「地元は私がどうしても入れたいって希望しました。グラビアっぽいものは撮り終えたあとだったので、ロケーションに重きを置いて、地元のキレイないいところよりかはさびれた感じの場所を。楽しかった不倫、相手と旅行もしたけど、結局はフラれての帰郷、という意味で、さびれたところをチョイスしました」
「モモ」という名前のスナックも登場し、看板の前で撮ったカットにはちょっとした奇跡が起こったという。
「その隣が『プリン』って名前のお店で。黄色に赤い文字で『プリン』と書かれた看板が、明かりをつけた状態だと『フリン』に見える。それで偶然にも『モモ、フリン』と見える写真が奇跡的に撮れました」
◇今度は演歌歌手としてデビューも
改めて「写真集の出来栄えはもちろんすごく満足していますし、いい経験をさせていただきました」と振り返る池田さん。
「こんな機会(“紙の写真集”発売)があるとは思っていなかったので、最初で最後の思いで、やるならやるでやり切ろうっていうのは体現できたし、セクシーに見えてほしいって部分もできたと思ってるので、そこを楽しみに見てもらえたら」
そんな池田さんは先日、徳間ジャパンから演歌歌手としてデビューすることを発表したが、イロモノ扱いされることについても「“どんとこい”って感じです」と歓迎する。
「イロモノだろうが何だろうが、人に迷惑をかけるわけでもないですし、自分がどう見られているかで済むのであるならば、チャレンジできるものはチャレンジしていこうと。外から見ると変わっていることをしてると思うし、その自覚も自分にはあるので、そういった意味で“どんとこい”って感じです(笑い)」
写真集はA4判、112ページ。価格は3500円。HMV&BOOKS SHIBUYA(東京都渋谷区)でイベントも開催される。