12月でアイドルグループ「日向坂46」を卒業する濱岸ひよりさん。加入当初は14歳だったが、現在は22歳とすっかり大人の女性に。そんな濱岸さんの約7年間のアイドル活動の集大成ともいえる写真集「もしも」(DONUTS)が12月3日に発売された。「私の中で最高の仕上がりになりました!」と話す写真集の制作秘話、卒業を間近に控えた心境を聞いた。
◇「等身大の私を見てほしい」
写真集の発売は「念願でした」という濱岸さん。「ファッション誌が大好きなので、自分一人でたくさんのお洋服を着た一冊の本を作ることができるのは夢みたいな話。ずっと出したいと思っていたのですが、最後に夢を叶えさせていただけて、本当にうれしかったです!」と顔をほころばせる。
「男性も女性も楽しめる写真集」を目指し、衣装も自分から積極的に意見を出したという。
「ドレッシーな感じの着たこともないような衣装から、プライベートでも着るようなものも着ました。プライベートで旅行に行く時は結構短めのボトムスを履いたりするので、そういったカットでは、普段の私も感じていただけるかなと思います。あとデニムが好きなので、デニムの衣装も結構着させていただきました」
写真集では初の水着、ランジェリーショットにも挑戦した。
「水着は着たことがほぼなくて、本当に分からなかったので、いろいろな方に相談して選びました。撮影はすごく楽しくできて、お気に入りはナイトプールで撮ったオレンジの水着を着た写真です。結構大人っぽい雰囲気になりました(笑)」
「いつもの私と全然違う仕上がり」だという、大人っぽい赤のランジェリーショットもある。
「私が14歳だった初期の頃から応援してくださってるファンの方は、お父さんみたいな目線で見てくださる方も多いので、結構びっくりされると思います(笑)」
「等身大の私を見てほしい」という思いから、撮影準備で無理なダイエットはしなかったという。「食べ物には多少気を付けましたが、めちゃくちゃダイエットを頑張ったというよりも、ピラティスに行って体のラインを整えたり、むくまないよう気を付けました」と振り返った。
撮影は、サイパン島と地元の福岡で行った。「福岡パートでは、糸島で撮影したのですが、地元の自然豊かな場所で愛犬とも一緒に撮影することができて幸せでした。(糸島では)お母さんも撮影を見守ってくれていたのですが、お母さんも写真集をすごく喜んでくれていたので、少しは親孝行できたのかな、とうれしかったです!」
◇河田陽菜とは「一生友達な気がする」
写真集の発売が決まった後、同期で仲良しの河田陽菜さんからは「結構恥ずかしい」という反応だったという。
「河田が写真集を出した時も“一番見せたくないメンバー”が私だったそうなのですが、一番仲が良いので逆に照れくささがあって。私も見せるのが恥ずかしいです(笑)」
共に上京組で、加入当初から一緒に行動することが多かったという河田さん。「卒業を意識してから、ずっと河田に相談していました」と明かす。
「いつも私の気持ちになって考えてくれるので、これまでも決断に迷うことがあったら、河田に相談していたんです。卒業の相談をした時も『ひよたんがそうしたいなら』と背中を押してくれました。河田とは『一生友達な気がする』という話をしていて(笑)。日向坂46を卒業しても、多分定期的に会い続ける存在です」
卒業を決断した理由は「20歳を超えたぐらいで、なんとなく自分の中で、もうこのぐらいかな」と思ったからだという。14歳で上京し、アイドルの世界に足を踏み入れたことに後悔はないが「地元のみんなと同じ高校に行って、普通にインスタを交換して、バイトをして……みたいな生活に憧れたことはありました。私自身14歳でアイドルになって一人暮らしとかも大変だったので、もう少し大人になってからという選択肢もあったのかな」と話した。
卒業後については「考え中」だとしつつ、しばらくはゆっくりしたいようだ。「海外旅行が大好きなので、海外にたくさん行きたいです。家族を連れて、愛犬も連れて!」と声を弾ませていた。