ABCテレビの「ドラマL」枠（日曜深夜0時10分）で、7月6日から放送の連続ドラマ「グラぱらっ！」で主演を務める北野瑠華さん。今回が地上波連ドラ初主演で、雑誌の表紙を夢見る駆け出しのグラビアアイドル・葛木さくらを演じる。アイドルグループ「SKE48」を卒業してからちょうど1年。ドラマや役の話に加え、現状に対する思いを聞いた。
◇純真なグラビアアイドル役「とにかく愛される可愛さ出せたら」
ドラマは、マンガアプリ「マガポケ」（講談社）で連載中の、累計6500万PVを超える人気の同名マンガが原作。夢を追う純真なグラビアアイドルがヒロインのちょっぴりエッチなラブコメディーとなる。
北野さん自身、昨年発売のファースト写真集が話題となるなど、グラビアで躍進。ドラマやヒロインのさくらに対して、どんな印象を抱いたのだろうか。
「初めて原作を読んだときは、私もグラビアをやらせていただく機会が多いので、グラビアに対する思いとか、グラビアをやっているからこそ共感できる部分があると思いました。さくらについては、見た目も可愛らしくて、ピュアで、ピュアだからこそ、危険なことに巻き込まれてと、弱い部分が強めに伝わってきたのですが、実際に演じてみたら、割とさくらって強いのかなと思ったりもして。危険な目にあっても、グラビアに対する思いは変わらないから、立ち直って、また頑張ろうとするさくらの姿は、もちろん原作にも描かれているのですが、演じてみて思った以上に自分を曲げない強さがあるなと感じたので、ドラマでより伝わるといいなと思っています」
自身と役とを比べて「性格はまったく似ていないです」と笑う北野さん。
「さくらはピュアで可愛らしい女の子で、私はもっと普段からおちゃらけているので。私はピュアとか忘れてしまったので、逆にうらやましいくらいなんですけど（笑）。似ているといったら、この髪形、ボブヘアというか、ビジュアルだけ。さくらの、みんなが守ってあげたくなるような可愛さが、自分とはある意味、かけ離れているからこそ楽しく演じられています」
目指したのは「みんなに愛されるヒロイン」だ。
「現場に入る前に監督からもそういうお話をいただいて。とにかくどんな場面でもさくらを応援したくなる、さくらだから許しちゃうよねって、とにかく愛される可愛さを出せたらいいなと意識して演じています」
劇中では、グラビアアイドルとして水着になるシーンも。
「グラビアをたくさんやってきたからなのか、水着になること自体は慣れているので、恥ずかしさはなかったのです」
◇自分だからこそできることを武器に、この先もどんどん挑戦
そんなグラビアでの活躍の勢いそのままに「グラぱらっ！」で地上波連ドラ初主演を果たした北野さん。昨年6月末のSKE48卒業からちょうど1年がたち、“現状”をどうとらえているのか。
「アイドル時代も思い出はたくさんあるし、振り返ってみたら楽しい思い出しか出てこない、本当に充実した12年間を過ごせたと思います。でも今は今で一人になって、『お芝居をやりたいです、こういうグラビアに挑戦したいです』となったときに『じゃあ、やりましょう』と一緒に頑張ってくれる人が周りいるからこそ、私も頑張れるし、やりたいことを見つけて挑戦したいと思える。そういった環境にも恵まれている気がします。その結果、写真集とか、今回のドラマとか、いろいろな人に注目してもらえる機会が増えているなって思うので、本当にうれしい限りです」
今後も「女優を中心にやっていきたいのですが、グラビアも需要があればずっと続けていきたい、大好きなお仕事の一つ」と意欲をのぞかせる。
「自分だからこそできることを武器にして、この先もどんどん挑戦していきたいですし、演技の経験もまだまだ浅いので、来たものは全部受け入れて、成長した“新しい北野瑠華”を見せていけたらと思っています」
ドラマは、ABCテレビでの放送後、TVerで見逃し配信され、DMMTVでは独占見放題配信される。
