ソムタム田井のコスプレリポート:初代ゴジラの擬人化コスプレ ビキニスタイルにこだわり

「ゴジラ」1954年バージョンの擬人化コスプレを披露したもころすさん
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「ゴジラ」1954年バージョンの擬人化コスプレを披露したもころすさん

 コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。

 世界最大級のフィギュア、造形物の祭典で、プロ、アマチュアを問わず、誰でも制作したキットを持ち寄って展示、販売できるイベント「ワンダーフェスティバル2024[夏](ワンフェス)」で撮影、インタビューした、ゴジラの擬人化コスプレで参加していたもころすさんと、「新世紀GPXサイバーフォーミュラZERO」の菅生あすかに扮(ふん)するjuncoさんを紹介する。

 「ワンフェス」といえば、ほかのコスプレが楽しめるイベントと比べて“衣装や武器などの造形に注力するレイヤーが多い”ところも特徴として知られている。もころすさんは独自のアイデア満載の擬人化コスプレで、juncoさんは生地の質感にもこだわった衣装で会場を沸かし、大勢のカメラマンが撮影のために長蛇の列を作っていたのが印象的だった。

 もころすさんはこれまでにも「ゴジラ-1.0」バージョンのゴジラや、「シン・ウルトラマン」の天体制圧用最終兵器ゼットンなどの擬人化コスプレで「ワンフェス」に参加してきた。毎回、対象となる怪獣や兵器の特徴を捉えたオリジナル衣装を制作しているが、今回はビキニスタイルのデザインにしたことにこだわりがあるという。

 「衣装のモチーフは1954年に公開された『ゴジラ』に登場する“初代ゴジラ”なんですけど、第1作目のゴジラはビキニ環礁の水爆実験によって生活環境を破壊された結果、人間を襲うようになった……という設定なので、そこにかけて、ビキニスタイルのデザインにしてみました。生地選びや背びれのデザイン、頭部のゴジラヘッドも、初代らしさを意識して作成しています」(「ゴジラ」1954年バージョンの擬人化コスプレ/もころすさん)

 一方のjuncoさんは、“夏場のイベントにぴったりな涼しげな衣装”ということで、10年前に制作した衣装を引っ張り出し、そちらを着用して「ワンフェス」に駆けつけたと話す。

 「10年近く前に『サイバーフォーミュラ』のブルーレイディスクボックスの発売イベントをお手伝いしたことがあって。こちらはその時に制作した衣装になります。とにかくフィット感を大事にして、伸縮性のある生地を使用しました。肌触りがいいのはもちろん、汗染みも目立たない素材なので、夏場のイベントで着るならこれしかないと思い、久しぶりに引っ張り出してきました。余談ですが、イベント後に記念として、福田己津央監督、メカニカル作画監督の重田智さん、声優の金丸淳一さん、三石琴乃さんからスカートにサインをいただきまして。全員分のサインをお見せできないのは残念ですが、ぜひスカートにもご注目ください!」(「新世紀GPXサイバーフォーミュラZERO」菅生あすか/juncoさん)

取材・文:ソムタム田井

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