コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿では2025年に開催された、コスプレも楽しめる大型イベントをプレーバック。幕張メッセ(千葉市美浜区)で行われた世界最大規模のゲーム見本市「東京ゲームショウ2025(TGS2025)」に参加していた、「ザ・キング・オブ・ファイターズ(KOF)」シリーズのローズ・バーンシュタインに扮(ふん)する白銀みやさん、ルガール・バーンシュタインに扮するDioさん、アーデルハイド・バーンシュタインに扮する鬼太郎さんを紹介する。
4日間で26万3101人が来場、47の国と地域から1136の企業・団体が出展するなど大盛り上がりとなった「TGS2025」は、イベントの趣旨に合わせて、ゲームキャラのコスプレ率が高めなところもポイントだ。
今回、紹介する3者は、対戦格闘ゲーム「ザ・キング・オブ・ファイターズ」に登場するボスキャラクターのルガールと、その子供であるアーデルハイド、ローズという“親子併せ”でイベントに参加。同作品に登場する他のキャラに扮したレイヤーも交えつつ、大人数での撮影や交流を楽しんでいた。
ローズに扮する白銀みやさんは、特徴的な縦ロールの再現にこだわったという。
「注目していただきたいのはウイッグです。ドリル状になったふたつの縦ロール、いわゆるツインドリルの作成をがんばりました。すぐにズレてしまいそうな造形ですが、カチューシャでウイッグに固定しているので、じつは見た目に反して、動き回っても形が崩れないようになっています」
ルガールに扮するDioさんのこだわりポイントは義眼で、今後も少しずつ、装飾や小道具を増やしていきたいと話す。
「こだわったのは義眼と衣装です。義眼は赤の全眼コンタクトで再現していて、装着がとても大変なんです。衣装は既存の服を改造して再現したものになります。いずれは、ルガールといえばおなじみの(!?)、自爆装置などの小道具もそろえたいと思っています」
アーデルハイドに扮する鬼太郎さんは、今回のコスプレをきっかけに本格的に体づくりに励むつもりだと今後の目標を聞かせてくれた。
「アーデルハイドは二の腕がガッツリ出ているので、今回のコスプレ参加はサボっていたトレーニングを再開するいいきっかけになりました。イヤリングをつけ忘れてしまったので、次回やる際には体づくりに励みつつ、細部の装飾にも気をつけたいと思います」
取材・文:ソムタム田井




