ソムタム田井のコスプレリポート:グラドルとしても活動する美女レイヤー 「ドラクエ3」賢者に 質感と色味にこだわり

「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」の賢者のコスプレを披露した鳥海かうさん
1 / 12
「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」の賢者のコスプレを披露した鳥海かうさん

 コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。

 本稿では、東京・池袋のサンシャインシティ周辺で定期的に行われているコスプレイベント「acosta!(アコスタ)」で撮影、インタビューした、「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」の賢者に扮(ふん)する鳥海かうさんと、「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」のナンジャモに扮するツジ・ルイスさん、「NieR:Automata(ニーア オートマタ)」の2B(ヨルハ二号B型)に扮するれなさんを紹介する。

 昨今のコスプレイベントでは、スマートフォンを中心に複数のデバイスで展開しているゲームが人気で、それらのキャラクターに扮したグループを多く見かけるが、この折の「acosta!」には家庭用ゲームのキャラに扮したレイヤーも大勢参加。グラビアアイドルとしても活動し、ミスFLASH2025スペシャル賞にも選ばれた鳥海かうさんは、衣装の質感と色味にこだわったと話す。

 「こちらの賢者コスプレは別のイベントでも着たことがある衣装なんですけど、納得のいかなかった箇所をいくつか作り直してきました。マントは質感のいいものを新しく用意して、髪飾りのサイズも調整。その他の装飾の色味も変更しています。初出しのときと比べてクオリティーは上がっていると思うので、そうした点にも注目してもらえるとうれしいです」

 同じくグラビアなど、多方面で活動するツジ・ルイスさんは、衣装やウイッグのサイズ感にこだわりがある模様。

 「衣装は購入したものですが、ナンジャモらしさを出すために大きめのサイズのものを選びました。ウイッグは前髪とサイドの段をつけるのが大変でしたが、自分なりに頑張ったつもりです。今回参加した『acosta!』では家族連れの方とも接する機会が多く、大勢のお子さんから声をかけてもらえてうれしかったです!」

 れなさんはウイッグを準備する際、あえて乱れた髪型に仕上げることを意識したという。

 「こちらのコスプレではウイッグ制作に力を入れました。2Bの髪型はボブだけど、戦闘でつねに乱れているイメージがあったので、今回はレイヤーがたくさん入ったウイッグを使用しています。それと色味にもこだわりがあって、普通のシルバーホワイトではなく、光の加減でやや黄味がかった感じに見えるものを選んだのもアピールしたいポイントです」

取材・文:ソムタム田井

最新記事一覧

- 広告 -