俳優の長濱ねるさんが、約8年ぶりの新写真集「長濱ねる」(講談社)を7月15日に発売する。「25歳の自分の姿を、大好きな場所で大好きな写真家さんに撮っていただきたい」という長濱さんたっての希望で制作され、少女のような無垢(むく)さと大人の色香を感じられる一冊となる。長濱さんに撮影秘話や魅力を語ってもらった。
ロケ地には、プライベートで旅行したことのあるアイスランドとフィンランドを選んだ。北欧は大好きな場所だといい「日本とは違った風景を楽しめますし、今回の旅でも、まるでSFのような氷河の洞窟や幻想的な森の中など、雄大な自然に圧倒されながら撮影しました」と振り返る。
カメラマンの高橋ヨーコさんをはじめ、ロケに帯同したスタッフは全員女性で、旅するように素の表情を見せた。8年前に発売した写真集以来の水着ショットも収められているが、「水着になることが目的ではなかった」と話す。「海に入るなら水着、という感じで、旅の中で自然にそうなったという文脈を意識しています」
中でも、世界最大級の露天風呂と呼ばれるアイスランドのスパ施設ブルーラグーンで撮影した水着ショットは印象的。写真の無邪気な表情からも、自然体の空気感が伝わってくる。「普段の旅行でもなるべく現地ならではの楽しみ方をするように心がけています。ブルーラグーンもプライベートで一度訪れていたことがあって、もう一度行きたい!と今回訪れました」
10代だった前作からの成長を感じさせる、全員が女性スタッフだったからこそ挑めたカットもある。先行カットとして公開していない、海岸線でシャツ一枚のみで撮影した写真だ。「フィンランドのロッジでサウナに入った後、スタッフさんとみんなで近くの浅瀬の海に裸で飛び込んだ際の写真です(笑)。演出をつけていただいた流れではなくて、ロケ最終日で気持ちも開放的になっていて、皆さんとすごく仲間になれたような気持ちでした」
既に複数の先行カットが公開されて話題となっているが、まだまだ魅力的な写真が数多くある。「寝起きのカットから始まって、旅をしていくような流れになっているので、通して見ていただきたい一冊です。先行カットだけではなかなか魅力が伝えきれないと思いますので、ぜひお手に取っていただけたらうれしいです」とアピールした。
写真集はA4判、160ページ。価格は3300円。特典として、全6種のポストカードがランダムで一枚封入される。




