コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿では2025年後半に開催された、コスプレも楽しめる大型イベントをプレーバック。東京・池袋の東口エリア広域を舞台に開催された「池袋ハロウィンコスプレフェス2025(池ハロ)」に参加していた、「NieR:Automata(ニーア オートマタ)」の“2B”ことヨルハ二号B型に扮(ふん)するあみゅねしあさんと、「勝利の女神:NIKKE」のブランに扮する黒川さんを紹介する。
3日間で約16万1000人ものコスプレファンが来場。街中でのパレードやギャザリング、さらには「Kis-My-Ft2」の宮田俊哉さんが登壇したステージ企画なども開催され、大盛り上がりとなった同イベントには、新旧さまざまな人気ゲームのキャラに扮したコスプレーヤーが集結。
2017年に発売された「NieR:Automata」はコスプレ界隈でも高い人気を誇る作品の一つで、発売から約9年が経った今でも、各種イベントでは同作のキャラに扮したレイヤーをよく見かける。あみゅねしあさんはウイッグの造形に加え、メークによる血色の再現にもこだわり、2Bらしさを表現したと話す。
「ウイッグに関しては、前髪の流れやボブの丸みを再現するなど、自然な毛量調整にこだわりました。メークでは、肌の白さや目元の陰影、リップの血色などを調整して、“人形のような美しさ”を表現したつもりです。2Bのクールで静かな佇まいを表現するために、ポージングや表情の作り方も練習してきました」
2025年11月で3周年を迎えた「勝利の女神:NIKKE」も、多くのコスプレーヤーから支持されているタイトルで、「池ハロ」にも大勢の「NIKKE」レイヤーが参加。黒川さんはメークに加え、小道具の造形にもこだわり、キャラの雰囲気を再現することを意識したという。
「少しでもキャラに雰囲気を寄せられるよう、メークの色味にこだわりました。衣装は既製品を購入しましたが、ウイッグと羽子板はキャラクターをじっくり観察しながら、自作で用意したものになります。明るく天真爛漫なブランの雰囲気を感じていただけたらうれしいです」
取材・文:ソムタム田井



