ソムタム田井のコスプレリポート:「龍が如く」レイヤー集結 遥のアイドル衣装は艶感にこだわり

「龍が如く」シリーズの澤村遥のコスプレを披露した天みなちぃさん
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「龍が如く」シリーズの澤村遥のコスプレを披露した天みなちぃさん

 コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。

 本稿では2025年に開催された、コスプレも楽しめる大型イベントをプレーバック。幕張メッセ(千葉市美浜区)で行われた世界最大規模のゲーム見本市「東京ゲームショウ2025(TGS2025)」に参加していた、「龍が如く」シリーズの澤村遥に扮(ふん)する天みなちぃさん、春日一番に扮する春日十一番さん、ソンヒに扮するウマドモさん、趙天佑に扮するボーダレスさんを紹介する。

 4日間で約26万3101人が来場、47の国と地域から1136の企業・団体が出展するなど大盛り上がりとなった「TGS2025」は、イベントの趣旨に合わせて、ゲームキャラのコスプレ率が高めなところも特徴だ。

 「龍が如く」といえば、コスプレ界隈でも人気の高い作品で、2月12日にはシリーズ第3弾のリメーク作「龍が如く 極3/龍が如く3外伝 Dark Ties」が発売。今春のコスプレイベントでは、同作に登場するキャラクターに扮するレイヤーが増えることが予想される。

 天みなちぃさんは「龍が如く5 夢、叶えし者」バージョンの澤村遥に扮するにあたり、生地の質感にもこだわって、印象的なアイドル衣装を制作したという。

 「TGSに向けて数ヶ月前から衣装制作を依頼し、準備を始めました。アイドルのステージ衣装なので、とにかくキラキラさせるためにたくさんスパンコールを使用して、生地には艶感があるものを選びました。大好きな作品であり、そのなかでも特に好きなキャラクターなので、衣装はもちろんウイッグセットや表情の再現にもこだわっています」

 春日十一番さん、ウマドモさん、ボーダレスさんは「龍が如く8」併せでイベントに参加。それぞれ、ウイッグ、衣装、表情やしぐさの再現にこだわったそうで、春日十一番さんは“髪の毛のチリチリ具合”を見てほしいと話す。

 「春日一番のトレードマークであるチリチリの髪の毛は、友人にウイッグ制作をお願いし、そこから理想のチリチリ具合になるように工夫しました。また、キャラクターに寄せつつ、現実にいても不自然でないメークになるよう試行錯誤したのも、今回のコスプレでこだわったポイントです」

 ウマドモさんは何度もゲーム画面と照らし合わせて、もっともしっくりくる質感のレザージャケットを用意したという。

 「こだわったのはレザージャケットの生地です。原作ゲームではツルッとしすぎていない、シープスキン(羊革)のようなテクスチャをしているので、衣装に関してはそうした“素材の質感の再現”に注力しました」

 ボーダレスさんは自前の髪と髭で趙天佑の容姿を再現。そのうえでより正確にキャラクターになりきれるよう、手や指の動きも徹底的に研究したと話す。

 「こだわりポイントは自前の髪の毛とヒゲです。ウイッグや付けヒゲではないので手入れは楽なのですが、そのぶん、普段からしっかり整えるようにしています。衣装は妻が通販でキャラクターに似たものを探してくれたので、とても助かりました。顔は特徴的なニヤけた表情を再現できるよう意識しました。もともと特撮のコスプレをしていた経験から、手や指の表現にも気をつけて。今回も格好よく見せることを心がけました」

取材・文:ソムタム田井

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