ソムタム田井のコスプレリポート:48歳の「バイオ RE:2」エイダ こだわりは髪質 年齢を感じさせないコスプレを披露

「バイオハザード RE:2」のエイダ・ウォンのコスプレを披露した月島圭さん
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「バイオハザード RE:2」のエイダ・ウォンのコスプレを披露した月島圭さん

 コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。

 本稿では、東京・池袋のサンシャインシティ周辺で定期的に行われているコスプレイベント「acosta!(アコスタ)」の規模を拡大した「Ultra acosta!(ウルトラアコスタ)」で撮影、インタビューした、新旧さまざまなゲームのキャラクターに扮(ふん)するコスプレーヤー、月島圭さん、かがみ。もちさん、金目鯛さんを紹介する。

 「バイオハザード RE:2」のエイダ・ウォンに扮する月島圭さんは、48歳という年齢を感じさせない美麗なコスプレを披露。スタイルや美肌の維持など、あらゆる面からこだわりが感じられるが、こちらのコスプレでは髪質も含め、“髪型の再現”に注力したという。

 「いつもは地毛で髪型を再現しているのですが、『RE:2』のエイダは前髪にボリュームがあるので、今回は前髪のみのウイッグを使用しました。どちらかというとアニメのキャラクターより、実写っぽいリアルな世界観のゲームキャラの方が得意で、そうしたキャラのコスプレをする際は、メークも“普段の生活で浮かない程度に抑える”ことを意識しています。写真を作り込んで完成…というより、“実際に見たときに違和感を感じないコスプレ”を目標としています」

 かがみ。もちさんが扮するのは、「デッド オア アライブ」シリーズの人気キャラクター、女天狗。メリハリボディーを再現できるよう体づくりに励んだそうで、衣装制作でこだわった袖の刺繍も注目してほしいポイントだと話す。

 「こだわりところは、シルエットを綺麗に見せるように仕上げた衣装の造形と刺繍の美しさです。特徴的な頭の装飾も、忠実に再現できたので気に入っています」

 「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」の美甘ネルに扮する金目鯛さんは、特徴的なアホ毛の再現にこだわった模様。

 「美甘ネルのアホ毛の再現にこだわりました。アホ毛はマグネットで固定する仕様になっていて、これにより、顔の動きに合わせて位置や向きを自由に変えらえるようになっているのがポイントです」

 力強い目元の再現も、今回のコスプレで気をつけたポイントだという。

 「それともう一点、目元のメークにもこだわりました。両目の下にあるホクロは写真で見てもしっかり存在感が際立つように、最適な大きさで再現しています。また、目元が強い印象になるようにアイシャドウには赤色を入れてみたり。ネルはつり目なので、テーピングで可能な限り目をつり上げているところも注目していただきたいポイントです」

取材・文:ソムタム田井

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